26歳で留学して、初めて親元を離れましたよ

Jinです。外資系大手製薬企業を辞めてカリフォルニアに留学中。留学に来るまでも来てからも大変です。嫁がいます NBAと背筋を生きがいにします

2017-18シーズン NBA HOU vs SAC レビュー

昨日に引き続き、NBAレビューです。

 

 

適当にチャンネルを回していると、いつもは見られないはずのサクラメント・キングスのホーム戦が見られるではないですか!

しかも相手は我らがロケッツ。開始4分ほど経っていましたが迷わず録画しながらリアルタイムで見ています。

 

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うちの契約しているテレビプランでは、TNTで放送している以外のNBAの試合は、地域のチームしか見られません。今までサクラメントは試してはいなかったですが、開幕週のため見られるのではないかと推測しています。

 

 

まあ、こんな話は置いといて試合のレビューに入ります。

 

 

 

 

第1Q

テレビを付けた瞬間に、「あれ!?クリスポールが出てない!」ということに気が付きました。

 

 

ゴードンが昨日の試合で調子が良く、クリス・ポールがまだチームに馴染めていないからということでしょうか。それにしても、ポールを取った意味があったのか…。本人も納得いっているのかが気になるところです。

 

 

とにもかくにも試合の方に目を移しましょう。

ロケッツの布陣は、カペラ、アンダーソン、アリーザ、ゴードン、ハーデンの5人。対してキングスの布陣は去年とはかなり変わっているように思えます。

 

注目はジョージ・ヒルでしょうか。実力のある中堅ガードで、スパーズで鍛えられた高いIQを持った正統派ガードです。他にはほとんど若手で、有名な選手はいません。

 

 

ロケッツは立ち上がりから、GSWに勝った勢いは見られず一進一退の展開が続きます。ゴードンは相変わらずサクサク点を取りますが、他の選手はいまいち。昨日の今日で、あまり気が入っているように見えません。

 

 

途中からキングスの若手たちが躍動します。特に良かったのがルーキーの、デアーロン・フォックス。確か1巡目6位で入団した選手。

 

 

初めてプレイを見たのですが、とにかく速い!そしてバネもあります。線の細いジョン・ウォールのようなプレイヤーで、速攻でのレイアップが得意なようです。その反面、外のシュートやアシストは特筆すべき点はなく、1ON1が中心でした。

 

 

フォックスの活躍や40歳のビンス・カーターの3Pなどもあり、26-25とロケッツのわずか1点のリードで終了しました。

 

 

第2Q

クリス・ポールを2Qから出して、1試合を通して同じくらいの戦力で戦うんだな!と勝手に思っていましたが、ここでもポールの姿はなくガードは今年加入したであろう選手でした。

 

去年からロスターに入っていて、今夏何度もあったボビー・ブラウンでもないとは…。さみしいよボビー、応援してるよボビー

 

 

しかし、昨日の試合では出ていなかったネネが出場しており、、ベンチからゴール下を支えます。あとはタッカーも好調で、屈強なフィジカルを活かしたディフェンスと、顔に似合わない3Pを2、3本決めていました。

 

 

キングスは相変わらず、デアーロン・フォックスがキレキレ!効果的なドライブでロケッツディフェンスを切り裂いていきます。

 

 

第2Qも点差は付かずに、52-48のロケッツ4点リードで終わります。

 

 

 

第3Q 

ここでもポールの姿はなく、今日はお休みのようです。怪我でもしたのか…わかりませんが折角取ったポールが見られないのは、残念でたまりません。

 

 

ここで試合は少し動きます。ロケッツがディフェンスの強度を高め、リズムを作ります。ピックアンドロールからのカペラのダンクや、3Pでロケッツの得意パターンに持っていきます。10点差ほどついたところで、キングスはタイムアウト。このまま点差を付けていって欲しいところです。

 

しかし、タイムアウト後に仕事人ジョージ・ヒルがドライブを仕掛けていきます。何度かドライブが成功し、流れを取り戻したキングスはのらりくらりと試合を進めていきます。

 

 

ロケッツは、いまいち突き放せない展開。ミスが目立ち明らかにキングスを下に見ているような戦い方をします。「きっちり点差を離して、4Q休め!」と言いたいところです…

 

 

そんな状態で75-72のロケッツ3点リードで終了。なんだか嫌な予感…

 

 

 

第4Q

立ち上がりはまたもデアーロン・フォックスが引っ張る。ドライブで連続得点を取り、ロケッツたまらずタイムアウト。

 

 

タイムアウト後はロケッツの逆襲。ゴードンのドライブやハーデンの3Pで10点差を付ける。今度はキングスがタイムアウトを請求。

 

 

ここで離しきれれば”貫禄”が出てきそうなのですが、やっぱり離しきれない。シーズン序盤ながらも、優勝という目標に対してはまだまだ甘い部分があるように感じました。

 

 

試合終了に近づくにつれて徐々に徐々にキングスが追い付いてくる。ハーデンの3Pやドライブも時折出てくるけど、相手のオフェンスを抑えられない。ターンオーバーになりそうな場面も、上手くボールが転がって相手のイージーシュートに繋がってしまう。

 

 

それでも残り40秒で、ハーデンの1ON1 から綺麗なクロスオーバーで抜き去り、ヘルプが出てきたところへ、カペラへのアリウープが炸裂!今日一番の興奮ポイントでした。

 

しかし、5点差になったのもつかの間、ジョージ・ヒルに痛恨のファウル。フリースロー2本を与えてしまい、3点差に縮められました。そのままキングスはボール出しからプレッシャーをかける。エンドから走りこんできたゴードンにパスを出すが、ゴードンがキャッチミス…。

 

会場は大盛り上がり!(キングスホーム)

しかし、審判はレビューを申告。ロケッツファンの自分が見ても、あまりファウルではないような感じでしたがファウルを取られ、ゴードンのフリースローになりました。これをきっちり決めて、5点差となりそのままファウルゲームで時間は過ぎていきタイムアップ。

 

最終105-100でロケッツが辛くも勝利しました。

 

最後のゴードンのプレイはかなりの誤審だったように思えますが、棚ぼたとしてありがたく受け取っておきます 笑

 

 

 

今日は自分達でしんどい試合にしてしまった印象でした。これがクリス・ポールがいたらもっと楽になっていたんだと思いたいですね。

 

 

 

また、なによりキングスのフォックスが相当良いものを持っているなと思いました。シクサーズのベン・シモンズやフルツ、ボストンのテイタム、レイカーズのロンゾやクズマ、マーベリックスのデニス・スミスJrなど今年は粒ぞろいですが、フォックスもまたいい選手ですね。

 

 

キングスならプレイタイムはそれなりに貰えそうだし、下手したら新人王も狙えるかもしれません。それは無理でもルーキーベスト5は狙える逸材だなと思いました。

 

 

 

また一人楽しみな選手が増えたと思います。